トニーに憧れて

トニー賞授賞式・ミュージカルが好き。名曲や名台詞で英語勉強&観劇記ブログです。

【鑑賞記】クロスハート@ZEPPブルーシアター六本木(2016年12月23日)

今年の演劇納めでした

年末最後の舞台鑑賞はZEPPブルーシアター六本木にて「クロスハート」を。今年足を運んだ舞台はシアターオーブの来日公演ばかりなので、日本のミュージカルは久しぶり。友人が誘ってくれて、ポスターがかっこよかったので直感で”おもしろそう!”と感じ行ってきました。

ZEPPブルーシアター六本木は初めていく劇場。六本木駅からあるいて10分かからないくらいでした。この劇場のお隣はスヌーピーミュージアム、一度行ってみたい。 友人と観劇の1時間以上前に待ち合わせたので、近くのハードロックカフェで腹ごしらえ。食事はアメリカクオリティ?でとってもボリューミィ。

ざっくりあらすじ

中世フランスの小さな村と現代日本の大学を舞台に、時代をかけめぐる、運命や宿命についてがテーマになったパラレルワールドのお話。

中世フランスで敵により統治されている小さな村があった。自由を求める幼きセザール(中山優馬)とリュック(屋良朝幸)はリベルテ派というグループをつくった。リュックは敵に両親を殺されている。しかし、時が経ち、成長したセザールは敵による統治をうけいれ現状維持を望む保守のブルゴーニュ派になっていた。理由も言わぬまま保守派を選んだセザールを許せないリュック。そんなある日、カミーユ唯月ふうか)という両親を殺された女の子がこの村に命からがら逃げてきて、リュックとその姉・アルセーヌ(蘭乃はな)に匿われる。 ある夜、ブルゴーニュ派とリベルテ派の話し合いを行う日がきた。が、結局結論はまとまらぬまま。

そんな中、リベルテ派のリュックと仲間は王・シャルルに直談判をしようと真夜中に動き出す。が、それを許さぬブルゴーニュ派セザールたちは、彼らの移動を阻止するために戦い、友情に血が流れるのだった…。

時はかわり、日本の大学のサークルのひとこまへ。フランスのある村の運命を話す中で、みんなでミュージカルをするという。この人物たちは、フランスでの登場人物たちとリンクした友人関係になっており、一之瀬悟(=セザール)と立花陸(=リュック)は仲が良く、陸は彼女の柏木美優(=カミーユ)とラブラブで、今日指輪を渡そうとしている。そのことを知ってからかう悟だったが、ふとした拍子に指輪が電車の線路に飛んで行ってしまい、それをおいかける陸が悲しい運命に…。

母が病気で母を置いて消えた父を許せぬ悟は事故の前に運命は変えられないのかと嘆いていたが、さらに友人の死に直面し、さらに自分の運命にやりきれなさを感じるが、そこに「宿命は変えられないが、運命は変えられる」と准教授(玉野和紀)が現れ、時空を超え、舞台はまたフランスに移り変わる…。

若いパワー溢れる舞台

声も演技もかっこよく引き込まれる舞台でとても楽しかったです♪
第1幕は特に殺陣、第2幕はダンスやテーブル上の小物を使ったパフォーマンスなどを使った演出がおもしろかった。役者さんたちは若さ溢れる演技で、引き込まれました。音楽もよかった〜。

歌は女性陣の声がきれいでした。第1幕のはじめでリュックの姉がとてもきれいな歌声を披露するので清楚な役柄かと思ったら、おてんばキャラだったというギャップがたまりません(笑) カミーユ役の唯月ふうかさんは以前「アリス・イン・ワンダーランド」という舞台でみたことがあり、可愛らしい人だと思っていたのですが、声量は、うーん?と思ったことがあったのですが、やっぱり人って変わりますね。とても透き通るきれいな声で可愛らしい役を演じきっていました。

鍵を握る準教授が謎でおもしろい

家族愛、友情愛、恋愛といろいろなものが交錯するこちらの舞台の中で一番の謎は准教授です。 リベルテ派にもブルゴーニュ派にも属さない人物で、セザール一家に支えているようだけれど、敵なのか味方なのかも謎に包まれている役でした。
時空を移動する場面(だったかな?)で盛り上がる音楽の中でなんだかタップダンスみたいな音がするなあと思ったら、准教授がタップダンス踊ってた!なぜタップダンス!!?と演出がおもしろかった。准教授&ミカエル役の玉野和紀さんは作・作詞・演出・振付をされている多才なかたで、なんとタップダンサーとのこと。なるほど…!
ところで、准教授は時空を超える鍵を握る人物で、現代日本にいる主人公を中世フランスへとおくる力をもっているのですが、そのシーンの中で「今回の結果はわたしにも責任がある」(かなりうろ覚えだけど、こんなニュアンスのセリフ)といっていた意味は…どういうことだろう?ちょっと気になっています。

また2度目の中世フランス(テイク2)では、テイク1と結果が違うものの、現代日本のテイク2の結末とどうリンクしたのかちょっと理解がおいつかなかった。1度目の中世フランスで、言いたい気持ちを言いだせなかったセザールが、2回目の中世フランスでは気持ちを言葉にして伝られたことで、中世フランスでの結果は悲しいものに見えたけど、気持ちの面での変化があって、2回目の現代日本では前向きな結末にかわったということなのかな。パラレルワールドは奥が深いっす。

久しぶりに自分で選ばないジャンルの作品がみられてとってもおもしろかった!

おまけの写真

観劇後は六本木駅に向かう途中見えた東京タワーのイルミネーションがハートだった♪