トニーに憧れて

トニー賞授賞式・ミュージカルが好き。名曲や名台詞で英語勉強&観劇記ブログです。

【鑑賞記】マシューボーンの眠れる森の美女@シアターオーブ(2016年9月21日)

マシューボーンの眠れる森の美女へ

東急シアターオーブで公演されたバレエ作品「マシュー・ボーンの眠れる森の美女」へ。
「眠れる森の美女」といえば有名なヨーロッパの童話であり、ディズニーのアニメでも名前が知られて多くの人に愛されている作品。
マシューボーンの「スワンレイク」もバレエ作品をほとんど見ないわたしでもとても楽しめたので、今回も楽しみだった。ポスターのバラが美しく、バラは女性にとってキュンとするポイントだと個人的に思うのであります。
HP: http://theatre-orb.com/lineup/16_beauty/


公演時間

【第1幕】60分
13:30〜14:30
【休憩】 20分
【第2幕】50分
14:50〜15:40

あらすじ

1890年。子供に恵まれない夫婦がおり、妖精カラボスに子供を授かるよう祈り、かわいい女の子が生まれた。娘の誕生のお祝い時、妖精たちが呼ばれ娘をお祝いしたが、カラボスは呼ばれず(だったかな)夫婦が感謝をしないことに激怒し、娘が成人したらつむに刺されて死ぬ呪いをかける。それに対し紳士な妖精(?)のライラック伯爵が呪いを解くことはできないが、死ぬのではなく100年の眠りに落ちるという魔法をかける。

1911年。王女オーロラは21歳に。美しく、おてんばに成長した王子は森番のレオとの身分違いの恋をしていた。王女の成人の式の最中、黒づくめの男がいた。それは妖精カラボスの子供・カラドック。母の復讐でカラドックは娘をたびたび誘惑し、ついに黒いバラのトゲでオーロラがまるで死んだように眠りに落ちてしまう。ライラック伯爵たち妖精はいばらの城にオーロラを隠す。なげくレオ。ライラック伯爵はオーロラを愛し助けたいと思うレオに噛みつき(!)、レオを妖精にする。

100年が経つ。
2012年。いばらの城は観光スポットのようになっていた。現代に時を移し、服装も一転する。レオは現代人の服をきており、そして妖精の羽が生えていた。オーロラを救い出そうとするレオの奮闘。
結局オーロラとレオはハッピーエンドに終わるのだけど、ちょっとクスッと笑える形で幕を閉じる。

キャスト

演出・振付はマシュー・ボーン、音楽はロシアの偉大な作曲家であるピョートル・チャイコフスキーです。

主要4キャストはそれぞれトリプルキャストで当日発表されます。オーロラ役には日本人の鎌田真梨さんもキャスティングされています。オーロラで出演されない回では1幕の情熱の精も踊っているそうなので、主要キャストでない日には他の役でそれぞれ出ているのかな。

今回鑑賞日のキャストはこちら。

【Aurora(オーロラ)】
 コーデリア・ブレイスウェイト
【Leo(レオ)】
 クリス・トレンフィ-ルド
【Count Lilac(ライラック伯爵)】
 クリストファー・マーニー
【Carabosse / Caradoc(カラボス/カラドック)】
 アダム・マスケル

時代の対比がおもしろい作品

古典的なダンスや現代的なダンスなどダンスについて詳しくないのですが、服装やダンスの違いが際立っているので、そんなわたしでも100年前と現代での違いが面白く、楽しめた。100年前の階級の高い人たちの服装は上品で繊細で惚れ惚れする。一番おぉっと思ったのが現代に移った時のレオ。グレーのフード付きパーカーを着ていて、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグのよう。まさに現代でした!

カラボス&カラドックの存在感が抜群

キャストで素敵だったのは、カラボス&カラドック役の人。カラボスとしての女性役も存在感抜群だったけれど、からボックとして真っ黒で美しい長い髪を後ろで1本結んでいるのは、美女と野獣のガストンに見えた。本日のキャストのプレートでは優しい青年の雰囲気ですが、舞台上ではがっしりと大きな体つきに黒い服をまとっているのがとってもミステリアスで、オーロラが彼を気にしながらも怪しむのも納得な感じがした。とてもいい役を演じていました。

赤ちゃんの動きがすごい

結局オーロラとレオは100年後にハッピーエンドを迎えるのですが、最後に生まれる赤ちゃんがかわいい。天使になったレオとの間に生まれた子供には、レオと同じく羽が生えており夫婦の上を飛びまわっていました。
この、赤ちゃんの表現がすごくよかった。
赤ちゃんはオーロラが生まれたときと、最後と2回出てきます。黒子が棒を使って赤ちゃんを動かしているのですが、オーロラが生まれた時のお世話がかりの人が赤ちゃんオーロラに手を焼いている場面では、本当に赤ちゃんがいるような、そういう特有の動きよくするよね!という感覚になって、ほっこり笑えました。笑


美しく、ユーモアもあり素敵な作品でした。

記念撮影スポット

東急シアターオーブ恒例の記念撮影スポットでは、いばらが見え隠れする美しい赤と黒のバラの前で記念撮影ができる。うっとり。素敵でしたー。

製作は「PETAL Design」というペーパーフラワーの会社の代表MEGUさん。
製作過程はこちら(MEGUさんのページより)