
実は今年デビュー26周年なのですが、去年デビュー25周年で東京フィルハーモニー交響楽団と一緒に作り上げた、コンサート名にもなっているCD「My Musical Life」を記念してのコンサートだそうです。
鑑賞に至ったきっかけは、先週石丸幹二さんのツイッターでのつぶやきを見て、保坂知寿さんとの異国の丘のデュエットがあると知り・・・わたしの大好きなお2人がみたい気持ちで行ってきました。
三軒茶屋の昭和女子大学内にある人見記念講堂。ラッキーなことに2列目の右ブロック、右端から数番目で鑑賞。
アンコールは、「マイウェイ」。
現在は舞台だけでなく映像分野でもご活躍されています。人気ドラマ半沢直樹にもご出演されてましたね。
私が学生時代の2000年代。劇団四季が大好きで。そのなかでも石丸幹二さんと保坂知寿さん、濱田めぐみさんが好きでした。彼らの退団や四季のスター制度廃止などを通じて、劇団四季以外に目を向けることになっていきましたが、わたしの学生時代の思い出からは劇団四季と石丸さんは外せない。アンデルセン、壁抜け男、異国の丘・・・思い出深い俳優さんです。
言葉を楽器の音を鳴らすようにひとつづつ、ポン、ポンとゆっくり出しているような。軽快に話すわけではなく、すごく穏やかに、丁寧に。
甘いマスクに、歌声、おっとり誠実で(失礼ながら)そして、ちょっと間が抜けてる感じ。心を掴まれてしまいます笑。
石丸さんと保坂さんのトークも、なんだか先輩に気を使う後輩みたいでほのぼのしてて面白かったです。
ちょこちょこと四季時代の話がでましたが、1つトークのおすそわけ。当時石丸さんが四季のオーディションを受けた際の審査員席には大先輩”保坂知寿さま”もいたそうで、「当時は子犬のようで」と保坂さんがいうと石丸さん「今は子豚みたいになっちゃって(笑)」の切り返し。・・・体型、気にされてるんですね笑。
なんといっても、生の東京フィルハーモニー交響楽団によるフルオーケストラをバックに、甘く伸びやかな美声の持ち主である石丸幹二さんの代表曲の数々を聴くことができる贅沢なコンサートでした。
1幕1曲めは声が少し聞こえにくい?と思いつつ、曲が進むにつれ迫力がましていき。知らない曲もありましたが、伸びやかな声にしみじみいい歌だなあと。
1つだけ心残りだったのは、事前に演奏されると知り楽しみにしてたスキンブルシャンクスの曲がメドレー形式でのオーケストラ演奏のみだったこと。もちろんオーケストラの演奏自体はすばらしかったし、歌だけでなく演奏そのものも楽しめる構成はセンスがいいなあと思う!が、石丸さんのスキンブルシャンクスとしての歌声、ききたかったナ。
コンサート全体を通しては感動で震えるというよりも、石丸さん自体が好きだったので、1つ1つの曲をあぁこんな役もしてきたんだな〜とこれまでの彼の変遷をたどるかのように、またこれからのご活躍を応援したくなるような気持ちで、心がキュンとするような感覚が大きかった。しっとりと楽しめたコンサートでした。


放送日は6月12日(日)夜7時30分から。
ちなみにトニー賞授賞式の生放送は6月13日(月)午前8時!
※字幕付き再放送は6月18日(土)夜7時
5、6月はトニー賞授賞式にちなんでミュージカル特集が組まれるのでミュージカル好きな人は要チェックです。