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トニーに憧れて

トニー賞授賞式・ミュージカルが好き。名曲や名台詞で英語勉強&観劇記ブログです。

【鑑賞記】ワンスOnce@EXシアター六本木(2014年12月13 日)

12月13日、六本木で今やっているミュージカル『Once』をもう一度観てきました。

Once Again です。

 

11月末にも1度、夫と1列目のほぼセンター(嬉し~)で観たのですが、

ミュージカルであるはずなのにミュージカルでないような演出とストーリーにガツーーン!と衝撃。

音楽そのものと舞台転換にぐっと引き込まれ。感動でした。

私は月並みな表現しかできないことがもどかしくて、

1度目は誰かにこの感動を伝えたいのになかなか伝えられなかったけど。

でも、「本当に最高だった!」

 

観劇前に舞台上のパブでお酒が購入でき、

客席でも飲めるので、まるで客席までが舞台の延長のパブのようです。

すごく舞台との近さを感じる。

それに、出演者全員が楽器を演奏するのでコンサートのようなミュージカル。

一緒にいると心地よい仲の人と行くのおすすめです。

 

~~~~

で、ここから、

「ちょっと怖いけど、自分がやってみたいことは、やってみてもいい」を経験してきたことについて。

 

純粋にもう一度観たい!と思っての再度の観劇ではあるのですが、

1度目の観劇で残した後悔が一つあり、

その解消もしたく今回絶対行きたいと思っていたのでした。

それは、「人目が気になり、感動をその場で表現しなかった」こと。

簡単に言えば観劇後にスタンディングしなかったこと、笑。

なにそれですよね。

 

劇団四季に慣れている私は、

終演後の拍手とともに何度もカーテンコールが起こるのに慣れているのですが、

11月にワンスを見た時には、終演後大きな拍手はなってるものの、

出演者の方々が一度挨拶(お辞儀)をして舞台から姿を消したら、

アナウンスで「終演です~~」。。

あれ?え、もう終わり??というような。。

消化不良な気持ちが残ったのです。

というのも、すごく感動して、

”拍手だけじゃ物足りない、立ち上がって拍手をしたい”

(=本当に素晴らしかったと伝えたい。表現したい)のに、

”誰かが立ち上がったら、私も立ち上がろう。。。”

と周りの目を気にしていた。そしたら、あっけなく(?)終了アナウンス。

 

もしスタンドしていたらアンコールもあったの?何か違ったの?ていう思いも重なって、

この感動をその場で表現しなかったことがすごく心に残ってしまった。。

隣で一人で観劇しているご婦人もなんとなくスタンディングをしようかなという雰囲気も感じていたんです(私の勝手な思い違いかもですが!!)

 

だから、今回は一人でも終演後立ち上がって拍手をすると決めて観に行きました。

もちろん立ち上がるほどの感動がなかったら、しない。

舞台も私も生き物だから、感じ方も前回とは違うだろうから。。

 

で、いざ、観劇に行く前は、いろいろ不吉な出来事が・・・!

子供を実家に預けて行ったんですが、

家を出る直前実家でご飯食べるときに大根の漬物と間違って香り付け用にきゅうりと一緒に漬けられてたニンニク食べて悶えたり。(口に入れて、ん?と思ったけど辛い大根かと思って飲み込んだら胃が辛さで満たされて恐ろしいことになった。)

その件で母親に説教されたり(もっとちゃんと判断して食べるのが普通。人生は甘くない。舞台鑑賞前にニンニクを食べるとは何事か。あんたは~云々。すびばせん。)。

お腹からまるでCMのようにニンニクを感じたり。。

行く途中に寄ったコンビニでも、乗ったバスでも、

研修期間中の人に当たり、不慣れな対応にちょっと不安になったり。

 

前途多難なのかしら。。。って、思ってた、けど。

(勝手な思い込みね。)

 

当日券、買えるかわからなかったけど運よく買えた!

いやったーー!

こ、この心の躍動感をフェイスブックで伝えるのだ!

と思ったのも束の間、携帯の充電切れてしまった。

あ、でも、PC持ってる!

スタバかどこかでWiFiでつないで書いておくのだ!

と思ったもののうまくWiFiつながらず。。

なんかカッコよくMacBook開いたのに、

「画面が開けません」ページばかり開いている人に。

心は泣きべそかいておりましたが、

ふと、あ、これは、”舞台を純粋に楽しめ”というお告げだな。と思うことにしたのです。

だって携帯があったら、舞台前後にオンオフするのも面倒だし、

この舞台では開演前の舞台を写真に撮れるから、

超ビビリな私の場合、それを撮ったとして、

フェイスブックに投稿するかしないかで悩みそうだしな。

チケットとったときも、躍動感を投稿するかしないかで迷ってるし。

(夫と観た時も、この臨場感をのせた~い、けど何となく載せるの怖い!と一人葛藤してた。

 で夫がサクッとこれから観る~って載せたの見て、くそ~と思っていた私。

 文字で書くと誰に対して怖いのかなぞで、ただただ人の目を気にしてるだけだって気づく。)

 

よし、舞台、楽しもう。

そしたら、やっぱり、今日もいい舞台でした。

静かなセリフ、心に響くメロディと歌詞、登場人物の繊細さ、、

すごく心地よい感動があった。宝石のような舞台。

 

で、終演後、すぐ立ち上がって拍手をしてきました。

舞台上演中、11月に見たときよりも客席の反応が良かったので、

今日はスタンディングオベーションが自然に起こるかも~というドキドキ感もあったけど、

たぶん、立ち上がったのは私だけだったと思う。

(6列目の左ブロックで鑑賞してて、

 後ろをみていないからわからないけれど、前方エリアは誰も立ってなかった)

そんな中、1度目の鑑賞時と同じように、出演者は舞台をさっと去り。

誰も他に立ち上がらない中、一人立ちながら拍手しながら、

”ああ、やっぱり、これもワンスの日本公演らしさでいいのかもなあ”と

勝手なことを考えながら終了アナウンスを予期していたら、

出演者の方々がもう一度舞台上に戻ってきた。

おぉ~やっぱり日々観客の反応で違うのかな。一人でも立ち上がってよかった。

って少し感動していたら、

隣の席で鑑賞していた女性も立ち上がった。

そしたら、パラパラ立ち上がる人が増えてきた。

もちろん全員ではなかったけど、前方(まあ6列目までしか見えてないんだけど)

は立ち上がってる人の方が多い状況に。

結局、前回と同様、演奏のアンコールはなかったものの、

3回の(カーテンはないが)カーテンコールに変化。静かに終了。

 

いい舞台に出会えたなあ。

感動を表現するって立ち上がって拍手するだけじゃないし、違う表現方法もあるんだと思う。

だけど、やりたいと思った表現を、今回やってみてよかった。

かなり震えたし体も熱くなってきっと顔真っ赤だったろうけど、

やってみたいことをやってみるって、いい感じ。

あの人なんかすぐ立ち上がってる、、って思われてたとしても、

後ろの人に、実は”舞台見えないわよ。不謹慎!”って思われていたとしても、

思い切って実際にやってみたことで、

何よりやらなかった時に残っていた怨霊のような気持ちが昇華された。

 

でも確かに立ち上がるタイミングは難しい気がする。。

スタンディングオベーションが起こる過程としては、

何回か目のカーテンコールで段々と

スタンディングオベーションになっていくほうが一般的かも。

でも、前回の鑑賞で1回しか(カーテンコールならぬ)舞台挨拶がないことは知っていたので、

その一般的と思われるタイミングだとできないんだよなあ。

私は2回目の観劇で、感動を伝えたかったから、やってみた。うーん、ただそれだけでした。

 

海外ではスタンディングオベーションがいつも起こっているらしい。

私はネットでその情報を「知った」だけで、きっとそうなんだろうなあと思うものの、

実際に体験しないとわからないし、私がすぐ確認に海外に行けるわけでもない。

本場ブロードウェイではどのタイミングで起きてるんだろう?

なんて思うし、ネットサーフィンはするけど、

拍手が起きたり立ち上がるタイミングに正解はないよね。

日本では日本なりの感じ方があるんだよね。

”自分で、今、感じた気持ちを大切にしよう”

そう思うのでした。

 

うーん、常に自分の正直な気持ちを表現できる人でありたいなあ。。。

「ちょっとやってみたいこと、やっても大丈夫だよ。

 自分しか気にしてないだな~これが。」

という経験をたくさんしたいなあと思う今日この頃です。

 

ところで、トニー賞授賞式の映像でこの舞台のパフォーマンス観た時、

何でこの作品がかなりの主要な賞を総なめにしたのかわからなかったのです。

…その授賞式で行われる1曲のパフォーマンスしかみてないからなんですが。。

(これ→ https://www.youtube.com/watch?v=8RebiKimpx4 )

映画の舞台化か~、なんとなく暗いし、なんで~と思っていた。

だけど、ストーリーとして今回初めて舞台を観た時、

その授賞式で歌われてた曲のすばらしさと、賞を総なめにした理由がわかった気がした。

その曲は、1幕の最後の曲で、主人公の男が歌う曲に対して

段々と他の出演者も立ち上がって曲を弾き始め、

出演者によるオーケストラになり、静かに心に迫ってくる。

出演者が立ち上がって一緒に演奏し始めることは、

曲のよさを各々のタイミングで認めていった証のように私は感じました。

言葉(セリフ)ではなく、心情が音楽で表現されるのが素敵でした。

このシーンがすごく心に響いたから、

今回のスタンディングオベーションへの執念(?)があったのかな~なんて。

 

最後に帰宅後の話。

娘を預けた時は、ぶーぶー言われてた実家に帰り、

”本当に良かったー。その感動を伝えたくて一人で立ち上がって来ちゃったよ~。本当ありがとー”

て、伝えたら、それはよかったねーーって、嫌味でなく、嬉しそうに言ってもらえた。

あれ、嬉しさ伝染したのかな?不思議だ。。でも、よかった。ありがとう。